木偶の嘘

マリー・アンドロイドをすこる余りこじらせた考察ブログ

これからの当ブログについて

皆さまこんにちは

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は、当ブログの今後についてお話させていただこうかと思います。

 

Vtuberマリーちゃんの動画が更新され、詳しい設定が明らかになりました

Vtuberマリーちゃん、及び楽曲「マリー・アンドロイド 」は、実在すら定かではない女性の、所謂二次創作的なものとのこと

(詳しくは動画の第7話をご覧ください https://youtu.be/Irsoib-8Lig )

 

設定が明らかになった以上、私の説はこれまでにも増してこじつけになってしまうので、ブログをこのまま書き続けるかどうか非常に悩みました

しかし「マリー・アンドロイド自体が都市伝説的存在ならば、物語だっていくつあっても問題ないのではないか」という結論に至り、ブログは継続させることにしました

7話公開後、当ブログのPV数も伸びており、このまま続けていれば他の方の考察も聞けるのではないか、とういう期待もあります

 

これからは「MV上に登場する人間の姿のマリーの考察」ではなく「実在したかもしれないマリー・アンドロイドという女性に対する青山ジンベエ氏の解釈を、MVになぞらえて読み解く」というスタンスでいこうかと思います

国語でいう「作者の気持ちを考える」ってやつですね

(何度も言うようですが、恐らく落第レベルのこじつけです…)

 

私の、考察という名の「木偶の嘘」で、どこかの「大人」に喜んでいただけたら幸いです

 

これからも、不定期ではありますが、どうかよろしくお願い致します。

楽曲「マリー・アンドロイド」考察 part4

今回は、マリーちゃんが体を売るに至った経緯について考えていきたいと思います

 

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子豚達の家はドンガラガッシャと崩れて消えた
ジャンクフードとコーラに溺れ 惨めだな目覚ませよ

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この子豚達をマリーちゃん一家と仮定します

 

そしてVtuberマリー・アンドロイドの動画

 

【第1話】はじめまして!マリー・アンドロイドちゃんだよ!

【第6話 後編】マリーちゃん、ンヌグムちゃんと好き好きマリーちゃん歌ったり、いろいろやるよ!

 

のスクショをご覧いただきます

少々ホラー要素があるので、ご注意ください

 

まず1話

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背後にある家族写真は、マリーちゃんとその家族かと思われます

根拠は今のところ「少女が金髪だから」としか言いようがありませんが、とりあえずそういうことにしておきましょう

 

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この家族が(家庭が)ドンガラガッシャと崩れて消えるわけですね

写真を見るに裕福そうな身なりをしています。お父さんが大企業の人間だったりしたのでしょうか

それが何らかの理由で経営が立ち行かなくなった(原因は戦争でしょうか)

 

何不自由なく暮らしていた家族が、一気に貧乏生活に転落したわけです

明日の食い扶持もない毎日…

「ジャンクフードとコーラに溺れ」たような、自暴自棄になった両親

芸能活動には決して安くないお金がかかります。また人脈も必要です。駆け出し中のアイドルだったマリーも、どちらも失った以上、これまで通りの活動は出来なくなっていたことでしょう

希望を失ったマリーちゃん一家…。ある日両親は、決して許されることではない決断を下しました

それでは6話のスクショをご覧ください

 

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うさぎのぬいぐるみを抱えた少女が立ち尽くしています

以下、明るさを調整した画像です。少女の両サイドに注目してください

 

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天井からぶら下がる、スカートを履いた足と、ズボンを履いた足

これが何を意味するか…想像に容易いですね

 

マリーちゃんの両親は、苦しい日々に耐えかねて、マリーちゃん(と、その兄と思しき人物)を残してこの世を去ってしまいました

 

兄と思われる存在は考察するにも材料が少ないので一旦置いておくとして

ともあれ、両親を失った幼きマリーちゃんが

「かわいそうに。仕事を紹介してあげようね。君ならきっと稼げる。毎日ご馳走が食べられるよ」

などと悪い大人に声をかけられたとしたら…?

これが、「マリー・アンドロイド」の物語の始まりかと思われます

 

ちなみに、暗がりに立ち尽くす少女のシーン。その直前には、こんな映像もありました

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ボロボロですがおそらく「兎」でしょう

part1で解説させていただきました、楽曲「マリー・アンドロイド」の冒頭

 

「あの日追いかけていた兎が野垂れ死んでいた」

 

と繋がります。まるで、マリーちゃんの平和な日常(あの日)が音を立てて崩れ去ったことを示唆しているよう

 

そして、頭部だけが兎で体は人間…それも大人の女性に見えます

ボロボロになったマリーちゃんの心の中を表しているのかもしれませんね

 

次回からは、駆け落ちを決めたマリーちゃん。その後の結末と、マリーちゃんの「夢」について書き進めていきます

 

 

楽曲「マリー・アンドロイド」考察 part3

前回の更新から期間が空いてしまいました。見てくださっている皆様、申し訳ありません

引き続き楽曲についての考察を書き進めていこうかと思います

 

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ハラキリ狼も這い蹲って闇に溶けてゆく
眠れない聖なる夜に馬鹿ばっかで乱痴気騒ぎか

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まず「ハラキリ狼」についてですが、仮説が2つあり絞れなかったので、どちらも紹介します

 

仮説1. マリーちゃんを傷つけた大人達

仮説2. 戦争の相手国

 

まず「仮説1」からですが、この曲の歌詞はあらゆる童話のパロディが組み込まれています

童話において狼というのは意地悪で、狡猾で、大抵の場合は主人公を傷つける存在として描かれています

そのため、この曲の主人公であるマリーちゃんを傷つける存在=悪い大人達

と結論づけました

 

続いて「仮説2」ですがこれは安直なもので、「ハラキリ」から連想しました

ハラキリから連想される「国」…まあ、これは説明するまでもないでしょう

ハラキリ狼が「這い蹲って闇に溶けた」

つまり狼サイドが負けたと判断していいでしょう

対してマリーちゃんの暮らす国は勝ったので、「馬鹿ばっかで乱痴気騒ぎ」というわけですね

 

ここは何度曲を聴き返してもいまいち決め手に欠けるので、何か気づいたことがありましたらコメントよろしくお願いします

 

ちなみにMV上でも

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マリーちゃんの背後に狼の影が見えますが

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作中何度も登場するトランプの兵隊達に、ミサイルによって駆逐されています

 

 

 

楽曲「マリー・アンドロイド」考察 part2

前回は、マリーが今の生活から脱却しようと思い立ったところまでを解説させていただきました

今回のテーマはそう思い立った「きっかけ」についてですが

それは、サビの歌詞で語られています

 

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アンドロイドの仔羊は右手に恋する卑しい夢を見る
…かどうかは知らないわ ねぇ独りきりで何するの?

泥だらけの革靴で零時過ぎても踊り明かしてよ
つまづいたらすぐ立つの 誰が休むの許可したの?
金銀ダイヤも妬むほど夜が眩しい夢を見せて

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実は、この辺りの考察は一番自信がありません

こじつけにも程があるなというか、まあ全部こじつけなんですけど…とにかく、まだしっくりきていない部分が多々あります

今後配信されるマリーちゃんの動画によってガラリと変わってしまう可能性が高いです

それでも、自分の考えを整理するために書き残そうと思います

 

「右手に恋する卑しい夢を見る」

これを、自慰の暗喩と考えます

女性経験に乏しい人が自虐的に使う「右手が恋人」というワードからそのように連想しました

「アンドロイドの子羊」

「アンドロイド」はまあ、マリーちゃんのことでしょう

「子羊」はキリスト教において、穢れなきものの象徴

ここを、機械仕掛けの子羊というより「マリーちゃんの羊(マリーちゃんの所有物)」というニュアンスで捉えてみましょう

 

そう考えると「マリーちゃんの体に指一本触れなかった誠実な男性」の存在が浮かび上がります

 

そんな男性(以下、彼)を、最初は馬鹿にしつつも段々と惹かれてゆき、最終的には他の一切がどうでもいいと思える程燃え上がってしまったマリーちゃんの気持ちがサビに詰め込まれているように思います

 

そんな彼と駆け落ちを試みるところで、前回の記事に繋がります

 

腐りきった日々の中に「ネバーランド」を見出したマリーちゃん。果たしてこの駆け落ちは成功するのか…

 

この続きはまた後日

楽曲「マリー・アンドロイド」考察 part1

前回は楽曲「マリー・アンドロイド」の歌詞を紹介させていただきました

ではここから、その歌詞とMVの映像を掘り下げていこうと思います

 

まず、この楽曲を考察し始めたきっかけのシーンからご覧いただきましょう

それは2番のサビの直前、一瞬だけ映るこのシーンです

 

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左から「手榴弾」「野球のグローブ」

そして、製品名は伏せますが一番右には「アダルトグッズ

 

歌詞はさておき、全体的にファンシーなMVの中で、突然突きつけられる生々しいアイテム

このアイテムに違和感を覚え、考察に至ったわけです

 

そして、自分が一番納得できる仮説を立てました。それは

 

「人間のマリーちゃんは、軍人達に体を売っていた」

 

というものです

 

榴弾=戦争

野球のグローブ=軍人達の娯楽として親しまれていたスポーツ

アダルトグッズ=性的なもの

 

という安直な発想ではありますが、その前提で歌詞を読んでいくと、なんとなく辻褄が合うような気がします

では、少し読み解いていきましょう

 

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狐のホラ話

あの日追いかけていた兎が野たれ死んでいた
ダッチドールは今日でお別れ 金やダイヤはハートじゃないんだ
歯抜けのマッチ売りがこん畜生と咽び泣いていた
ビットレートが0の乞食も一丁前に愛されたいんだ

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「狐のホラ話」というのは「この物語の真偽は秘密」という青山ジンベエ氏の(もしくはマリーちゃん本人の)前置きのようなものだと思っています

MV冒頭、マリーちゃんと一緒に並んでいるのがピノキオなのも「ホラ話」と絡めているのだと思います

このピノキオ鼻が伸びていないので「本当の話」であることを表現しているのかもしれません

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「あの日追いかけていた兎が野たれ死んでいた」

兎を追いかけるといえば「不思議の国のアリス」が真っ先に思い浮かびます

そしてアリスといえば「純朴な少女」としてしばしば語られることが多いかと思われます

幼い頃のマリーちゃんが「純朴な少女」であったことを表しているわけです

また、MVが終始テレビの枠内で展開されていることから、駆け出しのアイドルだったという説を置いてみます

 

清純な美少女アイドルマリーちゃん

彼女の未来には無限の可能性があったことでしょう

しかし「兎は野垂れ死んでいた」

これはつまり、純朴な少女、清純なアイドルではいられなくなったことを表現しているのではないでしょうか

 

その理由は先述の通り「体を売ることになってしまったから」

アイドルだったマリーちゃんが体を売ることになってしまった経緯についても仮説を立てているので、後日説明させていただこうかと思います

 

「ダッチドールは今日でお別れ 金やダイヤはハートじゃないんだ」

これはこの物語の起承転結でいうところの「起」だと考えています

 

今まで散々体を売ってきたけど、それも今日で終わりにしようというマリーちゃんの決意が

「ダッチドールは今日でお別れ」に表れているのだと思います

お金(金やダイヤ)はそれなりに稼いできたけれど、そんなものよりも「ハート」が欲しい

マリーちゃんは、お金よりも愛情を欲したということですね

 

「歯抜けのマッチ売りがこん畜生と咽び泣いていた」

マッチ売りといえば、マッチ売りの少女

アリスと同様に童話の主人公であることから、マリーちゃんのように体を売って暮らしている他の女の子、いわゆる同業者かと思われます

もしかしたら彼女も元々はアイドルだったのかもしれませんね


ビットレートが0の乞食も一丁前に愛されたいんだ」

体以外に価値が無い私たちだって、本当は普通に恋をしたいといった意味でしょうか

「金やダイヤはハートじゃない」に続いて、またも愛情を欲している歌詞

マリーちゃんの切実な気持ちが表現されています

 

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プリィズ テイクミー ネバーランド いい子のフリやめたいなら
大人を喜ばす木偶の嘘に耳を貸す暇はないの
アイビリービンネバーランド 鍵穴の先見たいのね?
じゃあせーのでトぼうか馬鹿だけ見えるふざけた正装で

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ここは、今の暮らしを捨てる決意のようなものだと思います

自分を好き勝手にしてきた大人たちに嫌気がさし、半ば投げやりにも聞こえる決意

 

ただここの歌詞は、誰かに語りかけているような口調です

その「誰か」とネバーランド(幸せな世界)にトぼうとしていると考えられます

「馬鹿だけ見えるふざけた正装」とは、裸の王様の「馬鹿には見えない服」の皮肉でしょうか

馬鹿には見えないと言っておきながら実際は何も着ておらず、それでも馬鹿だと思われたくない王様や民衆が褒めそやした「服」…つまり「裸」

この場合の裸とは服を着ていないということではなく、見栄や建前など、大人の小狡い事情を取っ払った状態を指しているのだと思います

 

マリーちゃんが全てを捨ててまで今の生活から抜け出そうとした理由については、また次回解説していきたいと思います

 

楽曲「マリー・アンドロイド」について

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全ての始まりである楽曲「マリー・アンドロイド」についてです

 

https://youtu.be/f6xZhP6VnwM

 

Vtuberとしてのマリーちゃんは人形の姿をしていますが、このMVのマリーちゃんは人間です

人間の姿のマリーちゃんの正体は、コンプティーク2018年10月号内のインタビューにて明かされていますので、そちらをチェックしてください

 

当ブログでは敢えて、「インタビューでは明かされない裏設定が存在するのではないか」という前提で話を進めさせていただきます

 

まずは、「マリー・アンドロイド」の歌詞をご覧ください

 

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マリー・アンドロイド / 結月ゆかり

 

狐のホラ話

あの日追いかけていた兎が野たれ死んでいた
ダッチドールは今日でお別れ 金やダイヤはハートじゃないんだ
歯抜けのマッチ売りがこん畜生と咽び泣いていた
ビットレートが0の乞食も一丁前に愛されたいんだ

プリィズ テイクミー ネバーランド いい子のフリやめたいなら
大人を喜ばす木偶(でく)の嘘に耳を貸す暇(いとま)はないの
アイビリービンネバーランド 鍵穴の先見たいのね?
じゃあせーのでトぼうか馬鹿だけ見えるふざけた正装で

アンドロイドの仔羊は右手に恋する卑しい夢を見る
…かどうかは知らないわ ねぇ独りきりで何するの?

泥だらけの革靴で零時過ぎても踊り明かしてよ
つまづいたらすぐ立つの 誰が休むの許可したの?
金銀ダイヤも妬むほど夜が眩しい夢を見せて

ハラキリ狼も這い蹲って闇に溶けてゆく
眠れない聖なる夜に馬鹿ばっかで乱痴気騒ぎか
子豚達の家はドンガラガッシャと崩れて消えた
ジャンクフードとコーラに溺れ 惨めだな目覚ませよ

グリービンハンプティーマン
鳴くだけの虫はお呼びじゃないわ
首輪に鈴付けた蟻のように果てるまで務め果たして♡

WEEEEYダンシンパーリィピーポゥは全部××して
出番だぞいでよ君だけが知る穢れた聖獣よ

「嗚呼、魔法はすぐに解ける一夜限りの儚い夢でした。」
ていうの許さないわ もう逃げるの諦めてよね

北風も太陽も取れないものをホラ君が脱がしてよ
聞いてないの君の意思は そう気まぐれで指図させて
何千万年待たせる気?君を今夜も夢で待つわ

前に進め 森を抜けだすまで
(リンゴかじって眠ってりゃいいのは美人だけ)
声を枯らせ 誰かに届くまで
(くっちゃべらんねぇ魚は海へと還るだけ)

夢物語なのに希望もへったくれもありゃしないわ
てかどうなの?それほんとに童話のオチか?
ふざけんな♡私はハッピーエンドが誰より似合うの。
わかるでしょ?

 


わかるでしょ?

 


私の吐く戯言を知らぬ誰かが貪る夢を見て
独りでよがるのさ 命令だぞ私を褒めて
君だけを独り占め それじゃ今日は何をする?

 

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いかがでしょうか?

 

全体的に色気を感じさせる、童話にブラックジョークを絡めたような歌詞

 

これだけで考察厨の血が騒ぎますが、この歌詞がMVと合わさった時、より興味深い印象を受けます

 

次回からは歌詞とMVの映像を併せて、Vtuberマリー・アンドロイドちゃんとの関連性も掘り下げていきたいと思います

 

注意事項 ※必読

当ブログを読むにあたり、ひとつだけ注意して欲しいことがあります

それは「このブログは、あくまでいちファンの妄想であることを理解する」というものです

私は、作者である青山ジンベエ氏とは一切無関係です

公式と非公式の区別がつかない方は、閲覧をお控えください

 

マリー・アンドロイドの本当の設定は明かされていません

明かされていない中で、ファンが少しの手がかりからあらゆる想像をする

個人的に、考察とはその過程を楽しむもので、正解不正解は関係ないと考えております

ですから、もしマリー・アンドロイドちゃんについてご自身の解釈をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメントいただけたら嬉しいです

 

一緒に「こうだったら面白いね」の気持ちを共有しましょう